第22回日本言語聴覚学会in愛知の広報部として
この度私たちは、来年度愛知大会の実行委員会広報部として役割を頂きました。このような素晴らしい機会を頂くことができ大変光栄であり、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。さて本日は、本学会のテーマと副題、そしてポスター決定の経緯と、広報部の活動などをご紹介できればと思います。
〜広報部と委託デザイナーのご紹介〜
広報部の役割としては「多くの方々に本大会の情報をお伝えること、および、出来るだけ沢山の方々のご参加に繋げること」の2点です。この2点を1年間かけてじっくりと、そしてタイムリーに進めていくことが非常に重要であると認識しています。
実行委員会として、発足当初の大きなミッションは「大会テーマとポスターの決定」です。まず主題については、大会長および副会長からの複数の提案をもとにし、実行委員会内での熱い議論の末「STの臨床実践力」と決定しました。
同時並行的にポスター作成にも取り掛かりました。ポスターの素案はSTの資格を持ち現在はデザイナーの仕事をされている、沖縄在住の伊志嶺佳穂さん(フリーデザイナー)に委託し進めてきました。彼女はこれまでも様々な企画でのデザイン作成や、法人等のWEB構築、HPやチラシ、ロゴ・ポスター作成など多彩な実績を持つ方です。彼女はライフイベントの変化によって現在はSTとして臨床をされていませんが、臨床をされていた当時の知識や想いと、今のデザイン技術とをコラボレーションできる素晴らしい方です。今回の大会ポスターをよく見て頂ければ、そのメッセージ性あるデザイン技術が伝わるかと思います。「第21回茨城大会が新型コロナウイルスの影響で現地開催が叶わなかった想いを受け継ぎたい」。そういう想いのもと、実は愛知県と茨城県の県域がモチーフとなっています。本ポスター以外にも学会用封筒のデザインや大会HPデザインに対するアドバイスなど、実行委員会広報部を影から支える重要な存在です。
私たち広報部は私ともう1人の計2名で構成されており、私を支えてくれる大変素晴らしいメンバーがいます。広報全般のサポートは勿論のこと、大会配布用のノベルティの考案などを担当する萩野未沙さん(JCHO中京病院)です。萩野さんは県士会活動でも地域の活動においても、長年STとして活躍されている経験豊富な方です。その安定感あるアドバイスは、広報部のみならず実行委員会を盛り上げる原動力として大変貴重な存在です。私たち2名で広報に関する知恵を日々絞っています。
〜これまで〜
主題をもとに副題の考案、また上記の通りポスター作成も同時に準備を進めました。副題5つ、ポスター3つの候補が定まったところで「愛知県言語聴覚士会の会員に投票してもらおう」という方針となりました。県士会HP及びメーリングリスト、TwitterやFacebookを活用した呼びかけにより、ネット上での投票フォームを用いて投票を行ってもらいました。「出来るだけ県士会の皆様とコミュニケーションを取りながら進めていきたい」そういう想いで進めています。投票開始の案内から2週間、県士会の会員数百名より投票を頂きました。副題は、それぞれの頭文字を取ると「あ・い・ち」となる点がユニークな「明日へ繋がる 意識改革 知の創造」に、ポスターは伊志嶺さんの想いの詰まったグラフィックデザインに決定しました。
これまででしたら何かを県士会等でアンケートを取る際、文書やメールで依頼し回答を集計するやり方が多かったと思いますが、そのプロセスは非常に大変な労力だったと推察します。今回はSNSやインターネット投票などのツールをフル活用して、短期間で集計まで終えることができました。これは、時代の変化とともに色々な便利なツールをどんどん取り入れていくことの大切さを改めて気付かせてくれるものです。
〜これから〜
最初にもご説明した通り、私たち広報部の重要な役割は「多くの皆様に大会のことを知って頂くこと」です。そこで本大会の準備状況等をより多くの方々に知ってもらうため、学会長のコメントを添えた大会紹介動画を作成しYouTubeで公開も始めました。また大会用のFacebook、Twitter、Instagramも開設し、使えるツールを最大限活用しています。しかし私たちだけでは情報の拡散は力不足であり、多くの方々のご協力が必要不可欠です。私たちが発信する情報をできるだけ全国の皆様のお力もお借りして、タイムリーに拡散したいと思います。素晴らしい大会を開催できるよう実行委員会一同努力していきますので、是非ともご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
実行委員会 広報部長
合同会社KoKoRo企画CEO
言語聴覚士 甘利 秋月