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さて、今日のテーマは
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プロジェクトの一般例
医療機関や介護施設でのプロジェクトは?
さて、皆さんの法人では委員会やプロジェクトごとの「チーム」はいくつあるでしょうか?
リスク管理委員会とか、NST委員会、褥瘡対策チーム、認知症委員会、身体拘束対策委員会などなどたくさんありますよね。
国のルールや施設基準といった、そもそも医療機関・介護施設にないといけない委員会はいくつかあります。しかし、それぞれの法人ごとで色々なプロジェクトチームがたくさん存在していると思います。
若い世代が意見を言いやすい環境とは?
ではどうでしょう。若い世代の方々の意見をもっと吸い上げて有効な業務運営につなげていくために、組織のリーダーは誰に任したら良いでしょうか?
僕の考えは
(ここで言う現場のリーダー職は、普段部下を5〜7名程度もち、看護やリハビリといったその分野のリーダー職を指します)
まだ経験の浅い彼らは、もしかしたら管理者や上司の立場からしたら指名するのは不安かもしれません。
でも、若い世代の意見は、若い世代に近い方が圧倒的に聞こえてくる、のです。
一昔前は・・・
10年以上前までは、ヒエラルキーの絶対的組織構造が強い医療法人の形が主流でした。今でもまだ経験年数によって人事や労務は管理され、年功序列や終身雇用といった昭和が築き上げた管理体制が色濃く残っている業界です。
しかし、周りの業界を見てみましょう。
多様な価値観や型にはまらない自由な市場が、ここ10年ほどで急速に増えています。
プロジェクトの運営
話は戻って、プロジェクトの運営について考えます。
リーダーは3〜5年目くらいの現場リーダーが良い、と述べました。
この理由は以下の通りです。
若い世代の素晴らしい斬新な意見が出やすくなる
若い世代の意見は本当に素晴らしいものが多いです。それは多様な価値観と柔軟な発想があるからです。長い期間同じ職場で勤めていたり、同じ業務を経験していくと、斬新なアイデアは出て来にくいです。そのため、部長がプロジェクトリーダーをしていると「声が大きい人の意見が採用されやすい」状況が生まれて来ます。
これは避けたいものです。経験年数とともに素晴らしい価値観を持っている方々ばかりですが、悪い面では凝り固まった考え方となりやすい面もあります。
しがらみが少なく、意見をあげる段階では慣例的な忖度が生まれにくい
意見をあげる段階では慣例的な忖度が生まれにくいと言うのがポイントで、幾ら若いリーダーでも忖度はやはりあります。
しかしまずは沢山意見をあげることが大事です。
「3のうちの一つを選ぶか。30のうちの一つを選ぶか?」
どちらが良いものが生まれてくるでしょうか?
自発性が生まれ、実行に移す段階で自主性が生まれてくる
自分たちで意見を出し合って、それを実行すれば、上司が決めたことを実行するよりもはるかに自主性が生まれて来ます。それは実行段階での質の向上を意味します。
部長がリーダーを行うと、どうしても「トップダウン型」にプロジェクトは動きがちです。
しかし、若いリーダーで意見を抽出したものは「実行を実際にする若い世代に良い影響をもたらします」。「ボトムアップ型」にプロジェクトは進行するでしょう。
まとめ
委員会やプロジェクトは、せっかく小さくチームを作っても、それを切り盛りするリーダーが部長職では、小さくした意味が半減してしまいます。
委員長:若いリーダー
副委員長:部長職のリーダー
でも良いかもしれません。できるだけ、部長級の方々は影から応援するスタイルが良いですね。
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