リハウルフという名を持つ訪問リハビリの鬼 若手セラピストインタビューVol.11-1

Pocket

今日は、以前セミナーでご一緒し、ツイッターやSlack、インスタグラムなどで本当にいつも勉強させて頂いている方のインタビューです!!

これまでの他の方々のインタビュー記事はこちらから!!

インタビュー リンクまとめ

一度は見たことがあるこのイラスト・・・。

そう訪問リハビリの鬼!
リハウルフこと、PTの杉浦良介先生です!!

KoKoRo よろしくお願いします!

杉浦 お願いします!!

KoKoRo さて、杉浦さんの貴重な体験や、熱い想いを伺っていきましょう!!

Vol.11-1
静岡県磐田市在住 理学療法士
30   男性 杉浦 良介 

経歴

これまでの活動

KoKoRo これまでの簡単なご経歴を教えてください。

杉浦 静岡県にあります、常葉学園静岡リハビリテーション専門学校(現常葉大学)を卒業後、理学療法士となり、現在の職場に勤めて9年が経過しようとしています。

KoKoRo 卒業後から今に到るまではどのような勤務をされていましたか?

杉浦 現在の職場では、最初に通所リハビリ配属となり2年間通所リハビリで働きました。その後、法人内の訪問看護ステーションに異動し3年勤めた後、法人内に訪問リハビリを立ち上げて4年となります。

KoKoRo なるほど、杉浦さんといえば「訪問リハビリ」というイメージですが、最初は通所リハビリもされていたのですね。

杉浦 はい。現在は訪問リハビリの管理者を行いながら回復期病棟と兼務して「つなぐリハビリ」を行っています。

また、他法人のデイサービス2ヶ所にも派遣しています。

KoKoRo なるほど。

杉浦 他にも地域活動にはかなり参加しています。平成30年度は28回参加しました。

KoKoRo 具体的には、どのような地域活動でしょうか?

杉浦 RUN伴の運営に携わって認知症の啓発活動をしたり、認知症カフェにボランティアとして参加したり、ケアマネージャーなど対して講演をしたり、事業所連絡会の運営をしたりしています。

KoKoRo もう引っ張りだこですね!!

RUN伴の素晴らしい活動についての詳細はこちら

訪問リハビリブログ/リハウルフ

平成30年9月22日(土)に静岡県磐田市でRUN伴が開催されました。 とても感動し、地域の繋がりを感じました。 皆さんは…

今の職場・法人の特徴はなんでしょうか?

杉浦 今の職場は、回復期リハビリ、地域包括ケア、医療療養、老健2つ、通所リハビリ3つ、通所介護4つ、サ高住、訪問看護、訪問介護、福祉用具ショップ、美容院、幼稚園…などなど色々ある法人です。

KoKoRo 医療分野だけでなく介護分野も非常に多くのサービスを展開されているのですね。

杉浦 はい、また院長が訪問診療を積極的に行われており、在宅系に力を入れた法人といえます。

普段の臨床で特に大事にされていることはなんでしょうか?

杉浦 1番はクライエントの気持ちになって考える」ことです。

そう思えるようになったのも最近かもしれませんが…。回復期や訪問リハビリで普段働いていて思うのですが、発症して数週間で回復期に移り、数ヶ月で在宅に帰る。そんな状態で障害受容ってできないと思うんですよね。

KoKoRo そうですね。なかなか難しいと思います。

杉浦 そんな状況ではクライエントはまず「気持ちを分かって欲しい」と思っていると思います。他人の気持ちは理解できませんが、理解をしようと思うことが大切だと思っています。

KoKoRo 気持ちはとっても大事ですよね。医療者の方ほど、患者さんに寄り添う気持ちが求められていると本当に思います。

杉浦 テクニックも大事ですが、まずは人としてしっかりと向き合い、気持ちを理解しようと思う姿勢を大事にしています。

これまでで一番印象的であった臨床はなんでしょうか?

杉浦 私の一番印象的であった臨床は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の利用者への訪問リハビリですね。

今まで何人か関わらせて頂いたのですが、急速に進行していく病気に対して、「できないこと」を「できる」にアイデアで変換していき、そして本人及び家族をどう支援していくか、本当にいつも色々考えさせられますね。

KoKoRo 僕もALSの方々へリハビリ介入をすることがありますが、本当に毎回悩みます。症状は悪化してしまう。その中でどうやって「心に寄り添うか?」を自問自答しています。

杉浦 そうですね。セラピストとしてどうしようもできないことに対して「無力だなー」って思いますし、関わらせて頂く度に、全ての人に対して「生きること」を全力で支援したい!って思えるようなきっかけになりますね。

時間の使い方について

残業について

KoKoRo 杉浦さんは毎日残業も多かったでしょう?残業についてどう思いますか?

杉浦 私は、先月も今月も残業0時間です。もちろんサービス残業もなく、定時に帰り、家に18時にはいます。昼休みもしっかり取っています。

KoKoRo それは素晴らしい!

杉浦 確かに以前、訪問リハビリ事業所の立ち上げ時期には20~40時間/月の残業をしていた時もありました。職場に内緒で0時を超えることもありました。

KoKoRo 特に立ち上げの事業があると、これまでの業務にプラスになりますし、分からないことが多いから調べたり相談したりする時間も必要ですよね?

「本当に集中すべき時」の残業って、僕自身は必要だと思っています。

その残業は、将来に渡ってプラスになると思うんです。

杉浦 残業については色々な意見や考えがありますよね。私は、自身の能力と仕事量を把握できれば予定通りに仕事は終えることができると思っています。残業になってしまう人は、自己管理ができてない人が多い印象があります。

KoKoRo 残業をしている方々には3つのパターンがあると思います。

今言われた「残業することが良いこと」という前提で、多くの仕事が詰まっているわけでは必ずしもなくても、なんとなく無駄に残っている人たち。

2つ目が本当に忙しくてどうしても処理しきれないため残ってしまう人たち。

3つ目に「仕事が好きで好きで仕方なく、残業することも楽しい」と思う人たち。

色々な残業のタイプがあるのかなと。

だからこそ、その個人の能力の中で処理しつつも上司である管理者が客観的に監督することが必要で、明らかに上記の1や2の場合は速やかに帰れるような指導や仕組みづくりが必要なんだと思います。

3つ目は、もう「仕事が趣味の領域」だから、残業してもらっても良いかも(笑)。ただ残業代とかは又それは別問題で。

杉浦 中には「残業して稼ぎたい」という意見も時々聞きますが、もう少し長期的に自分のキャリアを考えて視野を広げてみて欲しいと思います。

KoKoRo 短期的には残業代という形で支払われる金額が魅力的に感じてしまいますが、早く自分の時間を確保して未来の自分のために投資をするという視点もこれからは特に必要になっていくと思います。

時間の使い方で工夫されていることは?

杉浦 時間は有限ですので本当に大切にしています。仕事ではとにかく効率を上げることを考えてますね。

KoKoRo 具体的には?

杉浦 例えば、リハビリの記録は何のために何を書くのか?サマリーは何のために何を書くのか?などを徹底的に分析をして、フォーマット等も工夫しています。そのためか、サマリーは基本10分で仕上げます。

KoKoRo なるほど。仕事の効率化っていうのは本当によく聞くワードですが、具体的に何をどう変えると効率化になるのか、それに悩んでいる人たちは多くいらっしゃいます。

杉浦 はい。

KoKoRo なので、まずは身近な記録や情報提供だったり、足元から見直して行くと良いと僕も思います。

杉浦 そうですね。

KoKoRo 普段の生活でもそのように効率的に過ごされているのですか?

杉浦 普段の生活では、やりたくないことは断ることも大切だと思ってます。好きなことをやっている時は幸せですし、夢中になれますし、効率も上がります。幸せな生活を自分自身が送る為にも、好きなことをする時間を多く取ることを意識しています。

KoKoRo 「断る勇気」って本当に必要だと思います。僕みたいなアラフォー世代では「先輩の言うことは絶対」とか「ノリが悪いって思われたくない」などの感情が強くて、どうしても流されてしまいがちです。僕も含めて(苦笑)。しかしそれは時代背景も相まってのため、一概にその人たちを否定はできませんが、少なくても今の時代からはズレてしまっているのかなと思います。

自分の性格や趣味などは?

杉浦 私はハマったらとことんハマる性格ですね。その性格が趣味にも繋がります。

KoKoRo なんか想像しやすいです(笑)。

杉浦 例えば、25歳くらいの時に筋トレにハマって体脂肪率を7%くらいに落として、日焼けサロンに行っていた時期もありました。(今はブヨブヨです)その時は、フルマラソンを完走しましたね。あとは、船釣りも大好きで、カツオや真鯛、ヒラメ、タチウオなどを釣るのが好きです。(最近は行けてないですが)

KoKoRo アグレッシブですね〜。

杉浦 あとは、スノボーにハマっていた時期もあって、雪が降らない静岡在住ですが年間15回くらい通ったこともありました。

KoKoRo なんとなく僕にも通じるところがあります(笑)。僕も札幌に7年くらい住んでいたので、スキーやスノボは年間パスを買って週3はゲレンデにいましたね。ゴルフを始めたりジムに通ったり、日サロはまだないですが(笑)、そういった性格は似ているかもしれません。

でも、杉浦さんと言えばやっぱりブログも大きな趣味ではないでしょうか?

杉浦 はい、ブログが趣味ですね。3つのサイトを運営しており、暇な時間は記事を書いてます。

KoKoRo 具体的にはどのようなブログを運営されているのでしょうか?

杉浦 一つ目は、「リハウルフ」という訪問リハビリのことを中心に書いたブログを書いています。これは1年間半で260記事書きました。

私のメインブログです。「ちびウルフ」と「リハウルフ」がいます。リハウルフはメインキャラです。ちびウルフが、リハウルフに教えてもらうやり取りなんです。

リハウルフのブログはこちらから!!
訪問リハビリブログ/リハウルフ

訪問リハビリのブログです。現在260記事以上。現場レベルの意見を重視し、幅広い内容で一人でも多くの人の役に立つように有益…

あとの2つのブログは秘密ですが、人のために役立つブログを運営しているつもりです。自分が寝ている時や他の作業をしている時にもみなさんが見ることで誰かの役に立つことができるブログというツールは本当に素晴らしいと思っています。

SNSについて

ブログを始めたきっかけは?

杉浦 SNSは可能性が無限大だと思っています。私は「未来のPT」というブログを運営している西野英行さんという人の影響を受けてブログを始めました。

西野さんのブログ「未来のPT」のリンクはこちら。
人生の”不安”をリハビリする⁉ 未来の理学療法士の正しい働き方

理学療法士が独自の視点でこの業界の未来を考えます。…

KoKoRo なるほど。

杉浦 ブログ開設と同時にTwitterを始めましたが、そこから私の仕事に対する気持ちが変わっていきました。TwitterなどのSNSはとても熱い素晴らしい人たちが多くいると思います。

KoKoRo そうですね。僕もTwitterはずっと放置していたのですが、ここ最近また始めました。非常に有益で本当に生活の中で無くてはならないものになりましたね。

杉浦 Twitterを始めたことをきっかけに、僕のブログも見られるようになりました。またオンラインサロンも運営できましたし、有名著者や有名セミナー講師に出会うこともできました。

書籍の共同執筆やセミナー開催など

杉浦 2019年3月に私が所属するコミュセラというオンラインサロンの企画で、書籍「コミュニケーションを止めるな!」に寄稿させていただくこともできました。

⬆️⏫⬆️⏫⬆️⏫⬆️⏫⬆️⏫

アマゾンで購入ができます!

杉浦 また同年3月に東京にて私が代表を務めます訪問リハビリのオンラインサロン「リハコネ」によるセミナー「3年目までに知っておきたい!訪問リハビリセミナー〜制度から訪問リハの実際〜」を開催することもできました。

KoKoRo いやあ、このセミナー本当に行きたかったですよ!残念です(泣)。

杉浦 このセミナーは告知開始して5日間で定員の40名を超える応募があり、告知から7日間で47名の参加がありました。それには私も驚きでした。当日は訪問セラピストが60名弱集まってセミナーから懇親会まで楽しく運営することができました。同じ内容をさらにアップデートして、次回6月15日(土)に大阪で開催するので、訪問リハビリの基礎について学びたい方は是非参加してほしいです。

仲間ができると言う大きな「副産物」

杉浦 これらの活動によって多くの仲間ができました。TwitterやInstagram、facebook等これからもドンドン活用していきたいと思っています。

KoKoRo そうですよね。狭い自施設だけでなく、多くの違った環境の人たちと交流を持てると言うのは非常に刺激になりますし、ヒントも多く隠れていると思います。僕もどんどん活用したいと思っています。

杉浦 医療従事者は全員SNSをやればいい!って思っています(笑)

KoKoRo その通りですね!

第2回に続く
Pocket

最新情報をチェックしよう!