女性活躍 理学療法士 子育てや後輩指導での信念 若手セラピストインタビュー Vol.4-2

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第1回も多くの方々に読んでいただきました。

今日は第2回目です。書き切れないくらい内容充実のインタビューです。最後までごゆっくりと。

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Vol.4 岐阜県大垣市在住
理学療法士 女
  堀川 麗子
〜第1回の続き
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KoKoRoのメディアVol.4。 本日は「初の女性の方のインタビュー」です! 学療法士という専門職の傍ら、家庭と仕事の両立だけでも大変なところ、なんと「個人事業主」として活動もされています!! 堀川氏のブログはこちら↓↓[…]

時間の有効化について

どうしたら家事に育児に仕事に時間をうまく使えるのか

KoKoRo  家事に育児に仕事に個人事業。そんな忙しい中で、どうやって毎日時間を捻出しているのでしょうか?時間を有効に使うコツはありますか?

 

堀川 個人事業をして昔の自分よりも成長していると感じています。元々の性格もあるとは思いますが、時間は有効に使うように心がけています。例えば、この仕事はこの時間までとか、家事はここまでとか。今は子供のイベントと合わせて予定を入れているんです。小中学校の教育機関や子育て支援センターの講師依頼も受けていますが、それらも子供のイベントと照らし合わせながらやっています。

 

KoKoRo すごいですね。なかなか忙しい。

 

堀川 しっかりと区切っていますね。だから無駄はないのだと思います。それに忙しいからこそ、時間の使い方が自然と上手くなって来ているとも思います。

 

KoKoRo そうですね。暇だと逆に時間をうまく使えない。忙しくしていることが結果として時間を有効に活用できる最大のコツかもしれませんね。忙しいからできないのではなくて、忙しいからこそできることや、やるべき事が整理されてくる。

 

堀川 そうですね。

 

KoKoRo 今日は初対面ですが、すごくマイペースと言ったら怒られるかもしれませんが、ご自分のテンポでお話しされていますよね。でも実は、家庭や仕事では「シュッ」ってテキパキされているんだと思います。うまくコントロールされている気がします。

 

堀川 そうかもしれませんね。やることが多いですから。

 

KoKoRo 運動もされていましたから、かなり動きは早そうですね。

 

堀川 ふふふ(笑)

 

 

 

個人事業について

現行の個人事業と新しい事業構想について

KoKoRo 残業についてどうお考えですか?

 

堀川 今は非常勤なんでそういったことはないですが、自分の事業を拡大するときに、従業員の働き方については色々と考えていきたいと考えています。

 

KoKoRo では、その点も踏まえて本題に入ります。堀川さんの個人事業について、簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか?

 

堀川 はい、産前産後ケアのための事業を行っています。週3回の病院勤務で女性専用リハビリテーションを担当させて頂き、基本的には産前産後の女性を主に担当させて頂いています。子宮や卵巣にトラブルがあり、妊活中の方や、婦人科系癌の術後、抗癌剤治療を受けながら通われてる方もおられます。それ以外では、小中学校や幼稚園の家庭教育学級の講座、子育て支援センターの講座の講師依頼、保健センターの保健師さん向けのセミナー、保育士さん向けのセミナー、医療従事者向けのセミナーなどの講師依頼が多いです。

 

KoKoRo すごい・・・

 

堀川 理学療法士という仕事はほとんど知らない方が多いので、地域に出ていくことが大事だと思っています。助産師さんやメディカルフィットネスのトレーナーと一緒に、様々なテーマに合わせてセミナーをさせて頂くことも多いですね。

 

KoKoRo なかなか、アグレッシブですよね!!この間お話があったバランスボールなどの運動や、産前産後のママさんたちに向けたそう行った活動も外部で行われているんですね?そういう活動をやるのはパワーが要りますよね?

 

堀川 そうですね。でも楽しくやっています。それはやっぱりそういった悩みのお母さんたちも多いし、先にも述べたとおり、「母親としての時間も大事だけど女性としての時間を作ってあげたい」と想い起業したんです。今のがゴールではない。施設も本当は作りたい。小児科と産婦人科と産前産後ケアセンターが一緒になった施設を作りたいんです。

 

KoKoRo まだその先に大きな目標があるんですね!!

 

堀川 はい!自分が考えている施設は「日中型」のタイプで、夜間は近隣の医療機関に連携して対応してもらう産前産後ケアセンターだけでは、全てを対応すると正直採算が合わない。小児科に来た時に併設するセンターがあれば「こんな施設があるんだ」って思ってもらえる。

 

KoKoRo なるほど。相乗的な効果も期待できるし、それが結果的にお母さんたちの安心に繋がる。考え抜かれていますね。具体的にはどの点を他の施設と比べて差別化をしたいと思いますか?

 

 

他の施設との差別化戦略

堀川 食事にはこだわりたい。お母さんが食べたもので子供達は成長する。管理栄養士さんの世界ではまだまだ世界と比べて30年遅れているなんて言われてもいます。本当にしっかりと理解されている方を採用して準備したい。

 

KoKoRo これだけのビックプロジェクトだと、個人事業なんてレベルではなくて会社経営ですね。

 

堀川 はい。借り入れが大変かも・・(苦笑)

 

 

堀川さんの魅力について

KoKoRo その時には、大きな事業なんで色々な方法で資金は調達することになるんでしょうね。きっと応援してくれる人たちも多いので頑張って欲しいなと本当に思います。

 

堀川 ありがとうございます。

 

KoKoRo 堀川さんの魅力は、すごく周りの人たちに伝わっていると思うんです。ご本人としては、どの点が共感を呼んでいると思いますか?

 

堀川 自分の魅力は「やりたいことをしっかりとやっていること」なんだと思います。リアルに困っているお母さんたちが実践できることを進めていく。「肩の力を抜いて良いんだよ」と伝えるのが大事なんだと思っています。

 

KoKoRo その言葉は、働くお母さんたちにとって、本当に勇気付けられる言葉ですよね。みんな一生懸命に家庭に仕事に奔走している。だからこそ「頑張りすぎなくて良い」って言ってくれる人がいるというのは心の拠り所になる。それが堀川さんの大きな魅力なんだと思いますよ。

 

堀川 本当は、私がいなくてもこういう活動が順調に回ってくれればそれが本望なんです。だからそのきっかけというか、私ができる範囲のことを全力でやっていきたいと考えているんです。

 

KoKoRo なんだか、政治家さんみたいですね(笑)

 

堀川 たまに、言われます(笑)

 

 

 

子育てについて

子育てで心がけていること

KoKoRo 今、お子さんがまだ小さいと思いますが、子育てにはどの点を重点を置いているのですか?

 

堀川 子育ては本当に充実しています。子供に対しても「夢をいっぱい持とう」と毎日話しをしているんです。人は目的がないと生きていけない。だからそれをまずは教えています。

 

KoKoRo すごいです。具体的には?

 

堀川 子供は絵本作家を目指しているんです。だから子供の「やりたい」に素直に寄り添い、それをやらせてあげる絵本も実際に作ってみるんです。最初はママが準備するけど「紙を買ってきて、下書きをして、色を塗って。これらは絵本作家さんなら本当は自分で全部するんだよ」と教える。

 

KoKoRo なるほど

 

堀川 子供扱いはしないし、したくないんです。絵本作家になるには何がいるか→紙が必要→それを買うお金がいる→だから働く(バイト)→そのために今は字を覚える・計算をできるようにする→今は学校に行くことが夢を叶える第一歩。こういう流れでロジカルに教育している。納得して進めるから時間はかかります。

 

KoKoRo でも丁寧で本当に素晴らしい!!子供も納得しながら学ぶことができる。素晴らしい教育法だと思います。学生や後輩の指導にもそのようなスタンスですか?

 

 

学生・後輩指導のスタンスは?

堀川 日々研鑽だと教えています。患者さんの将来をしっかりと見ていく。例えば、いつも行く腕の良い先生がいるクリニックが休みだった。明らかな内科疾患なんだけども、今日はいつも診てもらっている先生ではなく、違うクリニックの先生(しかも内科ではない先生)に診てもらった。言い方が悪いかもしれないけど、もしかしたら「ハズレだった」と思われるかもしれないあなたは患者さんに「ハズレだった」と思われるセラピストで良いの?あなた(学生や後輩)の先には患者がいる。だからそのままのスキルで本当に良いの?って問いています。いつでもどの患者さんでも、あなたが担当する患者さんには生活がある。それを忘れてはならない。

 

KoKoRo そうですね。美容師さんとか指名ができる業界からすれば「え?今日はこの先生?」って思われてしまう可能性がある。

 

堀川 はい。直接セラピストがお金を頂いていないから、技術の差別化に対して意識が低いと思っています。医療従事者は他の業界と少し違う。他の業界は「私は○○会社の△△です」と言う。対外的にもセラピストは国家資格を最初に言うんです。「理学療法士の△△です」みたいに。国家資格に満足しているから、その先を追い求めていない傾向があるのではないか。

KoKoRo 厳しいご指摘ですね。
堀川 患者さんに「先生」と呼ばれる職種です。ややもすると傲慢になりやすいリハビリ職種患者さんの時間とお金を使っているのに、サービス業なんだと言う意識が低いように感じてしまいます。
KoKoRo 僕も堀川さんも個人事業をしているから、なおさらそう言う感想があると思います。保険内で守られているとどうしても「時間いくら」で計算してしまうけども、そもそも価値を提供できているのかどうか、それが個人としての意識の差になっているのだと思います。

リハビリ職の転職について

KoKoRo リハビリ業界では転職率が高いのはなぜだと思いますか?統計では2〜3回くらいは転職するみたいですね。みんなやりたいことは見つかっているのでしょうか?

堀川 不満(特に給与)が先で転職していると思います。行った先でやりたいことができているとは思えない。キャリアアップしているのかは疑問です。

 

KoKoRo 僕もこれまでたくさんの後輩たちの相談に乗ってきて、そのアドバイス上で1つだけポリシーがあるんです。基本的には転職したいと言ってきたら止めません。それは個人の自由だから。でも情報は与えたい。その情報とは「あなたのその転職自体がキャリアアップしている転職なのか、キャリアダウンしている転職なのか」と言うことです。

 

堀川 なるほど

 

KoKoRo 多くの転職希望者は、次の職場の方が良さそうだ、給与も高そうだと表面的な決断に走りがち。しかも多くが「今の職場に不満がある」からなんです。でも隣の芝は青いだけかもしれない。それを冷静に教える必要がある。「その転職の仕方だと、あなたがこれまで数年この病院で培ったキャリアは、隣の病院では一度「ゼロ」になる。今課長だから、次も課長とはならないでしょ?生涯賃金が下がるのは覚悟してる?有給も転職後は最初の半年は多分ないよ、そういったことも計算してる?」って聞いています。それでも「辞めたい」には「どうぞ」と言っています。

 

堀川 なるほど

 

KoKoRo 現実を知ることなく転職して行く人たちは、次でも幸せにならない。3回くらい転職すると30才すぎて結婚して子供もできて、そうして「ここでまあ良いか」と妥協して腰を据えるそんな転職があなたが希望する転職の形だったんですか?と。そういう未来にならないようにと問いています。

 

堀川 一番厳しい問いかもしれませんね、それが(苦笑)

 

 

 

最後に

KoKoRo さて、長い時間インタビューありがとうございました。今後は、まだまだ色々な野望があるかと思います。それをぜひ形にしてくださいね。

 

堀川 はい、こんな形で自分の気持ちを聞いてもらえる機会はあまり無いので、とっても新鮮でした。

 

KoKoRo もっと自由に自分の意見が言える場があれば良いなと僕は思っています。そんなネットワークづくりをしていきたいと思いますので、誰かご紹介してくださいね、インタビューに伺います!

 

堀川 わかりました。厳選してお伝えしますね!

 

KoKoRo 今日は本当にありがとうございました!

 

 

 

編集後記

働き方改革とは、女性活躍社会とか、政府の進める政策は本当に僕らの生活に落とし込まれているのだろうか?

医師の働き方の見直しや、残業の上限規制など完全にまだまだ「絵に描いた餅」で、機能するとはとても思えないレベルだ。

命を預かる職場、医療や介護は期待値も高く、そして求められている質を担保するために自分の時間を犠牲にして研鑚に励むのが当たり前の業界。

素晴らしい役割を持つやりがいのある業界だとは思うが、自分の時間を削り、自由な時間を割いているという側面がどうしても否めない。

だからこそ、こういうアグレッシブかつ多彩な社内外活動をしている堀川さんのような女性にみんなが魅力を感じて、それを応援する。

僕も初対面であるがすごく興味を引かれてしまった。もっと聞きたい、そう思ってしまうのが彼女の魅力なんだろう。

産前産後のママさんたちが安心に暮らせる社会を進めるという彼女の想い、それは本当に地域として、街ぐるみで本来は行うべきことなんだと思う。

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