女性の働き方の追求 理学療法士 若手セラピストインタビューVol.4-1

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KoKoRoのメディアVol.4。
本日は「初の女性の方のインタビュー」です!
学療法士という専門職の傍ら、家庭と仕事の両立だけでも大変なところ、なんと「個人事業主」として活動もされています!!
堀川氏のブログはこちら↓↓↓

RAYさんのブログです。最近の記事は「【募集中】産後トータルケアクラス@長浜市(画像あり)」です。…

すごいアグレッシブな堀川氏はそんな活動的な面とは裏腹に、ドシッとしたオーラで、淡々と普段の想いを語ってくれました。
「1冊本が書けちゃう!!」
そんな感想がKoKoRoのインタビューの率直な感想です。
それでは是非、2回のシリーズに分けて掲載しますのでご一読くださいませ!!
Vol.4 岐阜県大垣市在住
理学療法士 
 堀川 麗子

これまでの経歴

KoKoRo  今日はよろしくお願いします!!

堀川 こちらこそ、よろしくお願いします!遠くまで来て頂きありがとうございます!

KoKoRo いえいえ^ – ^  どうしても話を伺いたかったので、今日は貴重な時間をありがとうございます!さきに喫茶店に入ってモーニング食べていましたから(笑)

堀川 すごいですね、モーニング。私はモーニング遠慮しておきます(笑)

 

 

養成校卒業〜出産まで

KoKoRo では(自己紹介も終わり)、さてさて、それでは質問を始めますね。

堀川 ドキドキ・・
KoKoRo 最初は、これまでの経歴を簡単に教えてください。
堀川 えっと、養成学校を卒業して、一度福井県の病院で勤務しました。そこでは急性期〜生活期・慢性期までの患者さんがみえて日々勉強の毎日でした。外来の患者さんで、妊娠を機に腰の痛みが出て来た方が数名続いたのがきっかけで周産期のことを学び始め、産科の本と解剖生理学を照らし合わせてました。まだ「産後ケア」も「産後うつ」も言葉がほとんどない時代でした。そこで2年間勤務した後に、併設のデイケアにて2年間勤務。その後、結婚を経まして妊娠と出産という流れとなりました。 今、その当時に出産した子供達は小学校1年生と年少になりました。
KoKoRo そうですよね。子供の成長は本当に早い。でも今が一番忙しくも楽しい時かもしれませんね。
堀川 はい、毎日成長を感じられて育児も充実しています。
KoKoRo その後はどのような流れでこちら(岐阜県)に来られたのですか?
堀川 結婚を機に岐阜に来ました。上の子を出産後、当時助産師さんで知り合いの方がいて、その方から

「出産前後のお母さんたちの身体的な指導やフォローアップをしてもらえないか」

 

とお話しがあり、協力させて頂くことになりました。二人目の出産後に自分の時間を見つめる中、バランスボールの資格を取得して自分でやってみようと思いました。思い立ったらすぐに行動で、下の子の出産後すぐにインストラクター取得しました。

 

KoKoRo すごいですね!!  そんなにすぐにアグレッシブにいけますか?うちも子供が3人いますが、そんなにすぐに活動を開始するのは結構大変だと思っています。

 

堀川 逆に子供が小さいからこそインストラクターを取るなら今だと。

 

KoKoRo すごい前向きですね!!昔からそういった性格だったんでしょうか?

 

堀川 はい、淡々としている性格ですね。どちらかと言うと男性の集団の方が居心地が良いなと小さい時から思っていました。なんで私は男の子に生まれなかったのだろうかと思うくらいです (笑)。子供の頃から「女子に好かれる女子」と言う立ち位置でしたね。バスケも小学校からやっていましたし駅伝もしていた。だから、カッコよく映っていたのかもしれませんね。

 

KoKoRo いますよね!!  格好良い女子。「女子にモテる女子」って、すっごく格好良いですよ!

 

堀川 卒業式なんかは、色々な物を取られていきましたね。

 

KoKoRo そんなオーラを感じますよ。凛としていますから!!今でも駅伝とかマラソンとか、そういった運動は継続されているのですか?

 

堀川 いえ、当時運動をやりすぎてしまし、今はそうでもないのです(笑)。正直やりすぎたかなと。

 

KoKoRo わかります。僕も、もう筋トレはあんまりしたくないですよ。当時やりすぎて・・・。

 

 

普段の生活

KoKoRo 家庭と仕事と両立は非常に大変ではないですか?

 

堀川 そうですね。うちは一家がみんな毎朝早い、5時前には起きているんです。

 

KoKoRo めっちゃ早いじゃないですか!?子供さんたちもその時間ですか?

 

堀川 5時すぎくらいから、みんな起きてますね。その分、前の夜は20時には寝るという生活です。朝早い生活が習慣になると、夜は自然と早く眠たくなるようです。

 

KoKoRo うちの子供たちにも聞かせてあげたいなあ(苦笑)うちは21時すぎまでは必ず起きてますから。

 

堀川 私は認知神経学や発達について関心があって子供たちの成長を考えると早く寝かすというのが第一と考えました。21時には寝かしたいなと思っていて20時には布団に入る。それが習慣になっていきましたね。

 

KoKoRo お休みの日もそんな感じですか?

 

堀川 いえ、私が休みの日は主人が家事をしてくれるんです。料理してくれたり、子供の面倒を見てくれたり。私が学会や研修などでいない時も、主人が基本的に見てくれます。

 

KoKoRo 良い旦那さんですね。

 

堀川 私は両親と同居をしていないので、家庭のことは主人と子供で完結しなければなりません。だからこそ、協力体制というか自然と協力する雰囲気になっていきましたね。

 

KoKoRo 僕も同じ環境です。仮に学校で風邪を引いたとかなると「どっちが迎えにいく?」みたいな。また、子供の協力も必要ですね。例えば洗濯を畳んだり、掃除機をかけたり。

 

堀川 そうですね、うちは毎朝子供たちが掃除機をかけてくれるんです。

 

KoKoRo すごいです。

 

医療業界の福利厚生について

KoKoRo 率直に、福利厚生って医療業界では整っていると思いますか?

 

堀川 うーん、難しいですね。看護師さんとか、ある特定の職種の方には整っている、なんてこともありますよね。リハビリは後回しみたいな。そもそも、どの職種にも女性が働きやすい環境もないところもありますし。

 

KoKoRo そうですね。

堀川 重鎮の先輩たちが「昔はこうだったから」というのを言われると、もうそこで何も言えない最初の医療法人も、先輩セラピストたちが出産後に働けないような環境を目の当たりにして、「ここでは出産後で働くのは無理だ」って思ってしまったんです。だから福利厚生が充実している、例えば託児施設や勤務時間の融通性が整っている今の医療法人に転職しました。
KoKoRo 岐阜県に来てからですか?
堀川 そうですね。もともとインストラクターはやっていて、その繋がりもあって今の医療法人併設のメディカルフィットネスに、「インストラクターで来ないか」ってお誘いを受けました。でもSNSで(笑)。
KoKoRo イマドキですね〜 笑
堀川 びっくりしましたよ。今は勧誘もSNSの時代なんだろうかと(笑)。もともとインストラクター業で忙しかったけど、
少しでも良いからそちらの院長がPTとして来ないかと誘ってくれました。
KoKoRo 今ではどのくらいの勤務ですか?
堀川 そちらの病院には最初は週1回半日から、今は週3回半日ずつの非常勤です。
KoKoRo すごい融通性がある勤務時間ですね。なかなかその条件で雇ってくれないですから。
堀川 そうですね。非常に理解のある院長先生だと思っています。

女性の働き方

ワークライフバランスの考え方

KoKoRo 理学療法士(PT)やインストラクター、後でも伺う個人事業主。それらの仕事をしながら、女性としても出産、子育て、家事などこなされています。これらのワークライフバランスはどのようにお考えですか?

 

堀川 正直、ワークライフバランスって何だろうって思っています。あまり好きな言葉ではないんです。PTとしての働き方も自分の趣味みたいに生活の延長として捉えています。生活の中に仕事がある。そう思っているんです。

 

KoKoRo なるほど

 

 

女性は男性とは同じようには働けない

堀川 女性は男性と同じ働き方はできない。極論を言ったら同じ働き方をしたら妊娠できない。体力的なことも生理的なことも、色々な面で一緒には出来ないんです。

 

KoKoRo 僕は男性なんですが、自分の家庭を見てみてもそれは納得です。女性特有の身体バランスもある。それに、女性の中でも仕事されている人と、そうでない人とではまた様々。

 

堀川 あと、岐阜は同居率が高いとのこと。3世代のような環境で、家族の協力体制によって支えてもらいつつ、仕事ができる人もいる。私自身そういう環境でない分、女性としての悩みや仕事や趣味、自分の時間の大切さなどは理解してるつもりです。だからこそ「母親としての時間も大事だけど女性としての時間を作ってあげたい」という想いで個人で事業を始めることにしました。

 

KoKoRo すごく興味深い内容です。その話は本当に詳しく聞きたいところです。

 

 

起業内容などの細かい話は  第2回に続く

 

 

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